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のれんの生地は何を選ぶべきか

2019年05月16日
オリジナルのれんをオーダーするときに気になること。

「イメージ通りに仕上がるか」
「色はきちんと出るか?柄はキレイに染まるか?」
「納期は間に合うか」

等いろいろあると思いますが、中でも最も気になるのは

「生地の質感は?」

ではないでしょうか?

オリジナルののれんを製作して、待ちに待った現物が届いたら・・・
想像していた質感と違った、こんな筈じゃなかったなんて事は避けたいもの。

そこで今回は、毎日のれんの生地に触れ、いいところも悪いところも知り尽くした製造担当の私が
のれん生地それぞれの良い点と悪い点をぶっちゃけた解説をしてみたいと思います。
ぜひ、参考になさってください。

以下はオーダーのれんドットコムで取り扱っている生地です。
順にご説明します。

■バンテン

綿風の心地よい柔らかさと厚みがウリの生地です。
のれんの持つ和の質感を求めるなら、バンテンが是非ともお勧めです。
弊社でも一番の売れ筋となっています。

※こんな時に向かない
弊社の中では一番汎用性のある生地ですが強いて言えば
生地の色味がほんのりとアイボリーがかっているので、
真っ白なのれんを作成したい場合は別の生地の方が向いています。
また「落ち着いた色合いになる」のは利点でもありますが、
逆に言うと他の生地よりも色が沈んだ感じになります。

それが分かり易いように、
この下に同じデザイン・色味で、生地の中でも発色の良い帆布に染めたものを置いて見ました。
色の沈み具合が画面でお分かり頂けますでしょうか?

■帆布

帆布は生地が厚くしっかりしていますので
日除けのれんで使われることの多い綿風生地ですが、
もちろん丈夫でしっかりしたのれんを作りたいというお客様にもお勧めです。
発色に関しては、バンテンと見比べても、
明るく爽やかなのが分かります。

※こんな時に向かない
バンテンより厚手の生地であるため、同じ綿風生地でも固い質感で、
触れた時の心地良さはバンテンに劣ります。

■ポプリン

こちらも綿風の生地です。
バンテンとの違いは、より目が細かくパリッとした質感になっています。
生地の色は純白に近い白ですので、生地の白さを重視する方
デザインに白を用いたい方には特にオススメです。

※こんな時に向かない
バンテンよりも若干生地が薄めです。また触り心地が綿風ながらパリッとしており、
柔らかな質感とは言えません。
また生地幅が1000mmのため、1巾が1000mm以上ある大きなサイズののれんは
作成できない場合があります。デザインする上でご不安な場合はご相談ください。

■麻風スラブ

麻を再現した生地で、麻のれんをお探しでしたら
こちらと次にご紹介する麻風生平が弊社ではお勧めです。
本麻のような質感の為、最も透け感・清涼感があり、
夏場にも似合う・夏場に掛けたいのれん生地です。

※こんな時に向かない
生地の目が粗いため、細かい柄は再現しにくいです。
雰囲気重視の時はよいですが、柄そのものを見せたい場合は他の生地が適切です。
また目の開きが大きいため、仕切りとして使う場合は「透けてしまう」事がございます。

以上がサイトで取り扱っている生地になります。
上記の4種類の生地だけではしっくりこない。
そんな方のために、オーダーのれんドットコムではさらなる生地のご用意があります。

■麻風生平

麻を再現した生地です。
上記の麻風スラブとの違いは、生地の目が詰まっている為
絵柄の再現度が麻風スラブよりも高く
和の雰囲気を保ちつつ、絵柄の再現度も両立したのがウリののれん生地です。

※こんな時に向かない
麻風スラブの方が透け感や清涼感はあります。
柄にこだわりはなく、和の雰囲気を重視する場合は、
麻風スラブでのれんをお作りする方が良い場合もあります。

■オニチリメン
のれんの生地オニチリメン
「シボ」と呼ばれる「縮れ」が特徴の生地で、特に「シボ」の多い生地を
オニチリメン(鬼縮緬)と呼んでいます。
絹織物の様な質感で、楽屋のれんや和菓子店ののれん等
和の雰囲気を重視するのれんをお作りになられる場合に用いられる事の多い
のれん生地です。

ここで「”縮れ”があっても、本当に画像の様に染まるの?」と疑問を
持たれた方もおられるかと思います。
そこが昇華転写の見せ所です!!

昇華転写とは・・・動画をご覧いただくと分かるように
まずインクジェットプリンターで転写紙に柄を染料で印刷した後、
暖簾の生地布と合せて200度以上の大型の熱転写機にかける事によって気化した染料が
繊維の分子構造にまで入り込み生地を染色する特殊な製作技術です。
ちぢれを染めるなんてへっちゃらなんです!

さて、そんな素敵なのれん生地「オニチリメン」にも短所はあります。
※こんな時に向かない
風呂敷にも使われる事の多い生地=軽さ、薄手がウリの一つですので、
生地に厚みをお求めになる場合は不向きな生地です。

■厚手スラブ

肉厚のぼってりとした生地の上を、ランダムにつむぎが走っています。
”つむぎ””があってもきれいに染まる、オニチリメンのシボと同じく、
これが昇華転写捺染のなせる技です!
弊社の生地の中では一番厚みがあり高級感も抜群、また温かみのある生地です。
雰囲気重視、さらに和の雰囲気、落ち着き・趣のある雰囲気づくりに最適な生地です。

※こんな時に向かない
弊社の生地の中でもとりわけ厚みがある生地の為、のれんにしては重量があります。
大きな寸法ののれんになると相当な重さになるので、設置する際は
なるべく頑丈な暖簾掛けを使用いただくのが無難です。

もちろん弊社にも頑丈な暖簾掛けの取り扱いがございます!
http://www.order-noren.com/noren/norengake.html

■撥水クロス



綾織のつるっとした生地でほんのりと光沢があります。
最大の特徴は、あらかじめ撥水加工がされていますので
通常納期で撥水加工が施されたのれんをお届けできることです。
その上金額も高くなることなくバンテンや帆布と同じなので、コスト的にも◎です。
衣料にも向いている生地ですので肌触りも抜群です。

※こんな時に向かない
つるっとした質感ですので、和の雰囲気をお求めの場合は他の生地がお勧めでお勧めです。

なお撥水クロス以外の生地も通常納期+6営業日で撥水加工ができます。
ただし撥水加工と防炎加工は同時には行えません。どちらか一方だけになります。
撥水クロスに防炎加工も行えませんのでご了承ください。

これら8種の生地がオーダーのれんドットコムで取り扱っている生地になります。
無料でご用意している生地見本帳がありますので、
ぜひそれぞれの生地の質感をお手元で確認いただけたらと思います。
https://www.order-noren.com/form/genbutsu.html

以上、オーダーのれんドットコムの小形でした。


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管理者:オーダーのれんドットコム店長
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好きなartist:Mr.Children
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私の特徴:のんびり屋である
自慢:日本けん玉協会初段

オーダーのれんドットコムを運営しております株式会社ハクロマーク製作所に勤務して10年。窓口業務の前は7年間、のぼりやのれん、旗などの製造に携わっていました。その経験や知識を活かし、現場出身ならではのわかりやすい説明と迅速な対応で、お客様が安心してご注文できるようナビゲートさせていただきます。
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