業種別で見る、のれんのオススメの生地色
2024年12月04日
皆さまこんにちは。オーダーのれんドットコムの小林です。
いつも当社に、のれんの製作をご用命くださり誠にありがとうございます。
実にさまざまな職種・デザインののれんのご注文をいただきます。
だから毎日、新鮮な気持ちでお仕事ができているので、有難いなぁと(*´∀`)と感じています。
そこで、今回のブログのタイトルは
「業種別で見るオススメの生地色」とさせていただきました。
さまざまな業種ののれんを見させていただいた私がデザイナーの視点から、
色が持つ"心理的作用"も考えつつ、独断と偏見ではありますが、
オススメの生地色をご紹介したいと思います。
ご参考程度にご一読くださいませ!
(昔ながらの「業種毎に定められていた色の決め事」を知りたい方は
「暖簾のうんちく」ページをご参照くださいませ。)
それでは、業種別で見るオススメの生地色のご紹介スタート♪
【中華料理店ののれん】
中華料理店と言えば、店主さんの"こだわり"と"熱意"が売りと言っても過言ではありませんよね。
そんな思いを表す生地色には『赤色』『黒色』がオススメです。
赤色は、自信や情熱を表し、黒色は、威厳やプロフェッショナル、強い意志を表してくれます。
店主さんの熱意をのれんから表現してみるのもいかがでしょうか?
中華料理には、料理中の勢いのある炎、中国の国旗等、元々赤色のイメージがありますので、
相性も抜群です。
また、赤色は人間の脳を刺激する色で、空腹感と食欲を感じさせる色とも言われています。
そういえば、ラーメン屋さんののれんを見て、急にお腹が減ったという経験はないですか?
飲食店にはピッタリの色ですね。
【料亭・日本料理店ののれん】
日常ではあまり行けないような、いわゆる高級な飲食店には、
『白』『深紅』『こげ茶』がオススメです。
白は、清楚や新たな可能性を表す色で、非日常の空間を演出し、
期待感を膨らませてくれます。
深紅やこげ茶のような濃い色は、落ち着きがあり安心感を与えてくれますので、
くつろぎの空間とよく合います。
深紅ののれんは、江戸時代から既に『高級店の証』として使用されていたそうですよ。
いまだに深紅にはそのイメージが残っていますので、高級感を出したい場合によく使われています。
イメージの力はすごいですね。
【カフェののれん】
カフェは、それぞれのお店によってコンセプトが異なりますので、オススメの生地色も変わってきます。
コンセプトごとに見ていきましょう。
アットホームな雰囲気には
落ち着いたリラックスな雰囲気を表すには『緑』や『黄緑』。
暖かさや親しみ、アットホームな雰囲気を表すには『オレンジ』等の暖色がオススメです。
どちらも癒しの色ですが、黄緑には「若さ」や「元気」というイメージもありますので、
リラックスして午後から頑張るぞ!と、ランチに力を入れているお店に向いています。
オレンジは午後からのまったりタイムにピッタリですね。
コーヒーにこだわりがあるなら
コーヒーへのこだわりが売りであれば、ズバリ、コーヒー色の『こげ茶』!
麻袋の生地色『生成り色』を使ってお店の売りを伝えるのもいいですね。
こげ茶ののれんに「COFFEE」と文字が入っていると、連想しやすくなりますので、
コーヒー好きはお店に引き込まれるでしょうね♪
【本屋・古書店ののれん】
最近では、カフェに併設された本屋さんなどで、のれんが使われることも多くなりました。
本屋さんなど『知識を売る』イメージのあるお店には『青』『紫』など知的で上品なイメージを与える生地色をオススメいたします。
ちなみに、知的な青色は、信頼、誠実という意味も併せ持つので、質屋さんののれんにも多く使われています。
また、のれんとしては珍しい色ではありますが、『グレー』も教育的で上品なイメージを与える色ですのでオススメ!
赤やオレンジのような派手な暖色よりも、青系の落ち着いた雰囲気や、
無彩色のグレーが本屋さんにはしっくりきますね。
【温泉ののれん】
温泉地の湯のれんには『紺』『オレンジ』がオススメです。
まず紺(青色系統)は、嫌う人がいない世界的な嗜好色。
品格、洗練といったイメージがあり、歴史を謳う温泉には最適な色です。
オレンジはカフェでも登場しましたね。
先述した通り、暖かくアットホームな癒しのイメージがありますので、温泉にも最適です。
どちらもゆったりとした雰囲気を演出できます。
また、オレンジはエネルギーと開放感、活力を感じさせてくれる色でもありますので、
温泉のパワーで疲労回復も演出できます。
【整骨院・マッサージ関係ののれん】
整骨院やマッサージ関係の生地色には『緑』『オレンジ』がオススメです。
緑は色の中でも一番目に優しい色と言われています。
また、山やジャングル、森林等、大自然の色でもありますので、
安らぎと癒し・健康のイメージを与える効果があります。
オレンジには温泉の時にも説明した、疲労回復のイメージがありますので、
疲れ切った体をリフレッシュさせる場の生地色としては最適ではないでしょうか?
いずれも身体の不調を治してくれるお店の印象としてピッタリです。
まとめ:業種別のれんのオススメの生地色
いかがでしたでしょうか?
ご覧いただいて分かるように、色は"心理的効果"を大きく発揮してくれます。
「絶対にこの色でないといけない!」という決まりはございませんが、
業種や、そのお店が売りにするものと、色の心理的効果との関係を一緒に考えていければ
のれんの生地色(メインカラー)を決めやすくなりますね。
のれんの色に迷われたり、他にも何か気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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https://www.order-noren.com/form/inquiry.html
また、せっかくお決めいただいた生地色のイメージを崩さないようにするための方法を、
こちらの『のれん作りに失敗しない為の動画集』ページにまとめました。
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こちらも参考にしていただいて世界に一つだけの素敵なのれんを作りましょう☆
のれんのご注文はこちらから
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これからもたくさんの素敵なのれんに出会えることを
楽しみにしています♪
今後ともよろしくお願いいたします。
以上オーダーのれんドットコムの小林でした。
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