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イラストレーターデータの色確認方法

【簡単】イラストレーターデータの色を確認する方法

2023年06月30日

オーダーのれんドットコムの小林です。

前回のブログでは、スウォッチの特色機能についてご紹介させて頂きました。
↓↓↓
https://www.order-noren.com/blog/home/archives/000165.html

非常に便利で使い勝手の良いこちらの機能ですが、実はこのデータの形のまま印刷会社への入稿作業を行うと、エラーや色が変わってしまうミスが起こる可能性がございます。

もしも、スウォッチデータ「ハクロブルー」という名前のスウォッチが、別のパソコンでは異なる色味に設定されていたら・・・。
↓↓↓



こういった事態を免れるには、全てのカラーをCMYKにする必要があります。

すべてのカラーをCMYKに分解するにはどうしたらよいのか・・・。

まず、ロックされたデータや隠れたデータがないかしっかり確認して下さい。



次に、全てのオブジェクトを選択して、編集→「カラーを編集」→「CMYKに変換」をクリック。

この作業だけで通常は全てのオブジェクトのカラーデータがCMYKになっています。

ただ、アートボードの設定が違うカラーモードで設定されていたりすると、この操作を行っても全てのオブジェクトのカラーがCMYKに分解されていない恐れもございます。

たったこれだけの作業で本当に色がCMYKに分解されているのか、心配になる方もいらっしゃるはず。

その場合は「ウィンドウ」➡「ドキュメント情報」➡「オブジェクト」を選択し「RGBオブジェクト」から「特色オブジェクト」の範囲を確認します。



ここで数値がCMYK以外「0」であれば、それは全てカラー分解されていることになります。




以上の操作でしっかり色の確認をすることが可能です。せっかく作ったデータで誤りがあってはショックですよね。

弊社ではお客様よりご入稿いただいたデータでも、必ず誤植がないか確認いたします。
また、お客様にも必ず完成イメージ図として、最終的にデータをご確認いただく工程がございますので
誤りのあるデータで商品をお作りすることはめったにございません。

それでも、最初から誤作動の起きない綺麗なデータを作るに越したことはないですよね。

illustratorデータ上の誤りを減らすためにも、データ確認作業のひとつに「CMYKへカラーを分解」加えてみてはいかがでしょうか?

以上オーダーのれんドットコムの小林でした。

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管理者:オーダーのれんドットコム店長@福本

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株式会社ハクロマーク製作所に勤務して18年。オーダーのれんドットコムの窓口業務の前は7年間、のぼりやのれん、旗などの製造に携わっていました。その経験や知識を活かし、現場出身ならではのわかりやすい説明と迅速な対応で、お客様が安心してご注文できるようナビゲートいたします。
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