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のれんの最適な長さは?

【初心者向け】のれんの最適なスリットの長さはどのくらい?

2023年06月21日


のれんの製作前に気になる項目の一つが『スリットの長さ』です。

・他の人はどのくらいの長さで作っていますか?
・スリットの長さに決まりはありますか?
実際にお客様からの電話では、このようなご質問をいただきます。

そこで本記事では、当社がお勧めしているスリットの長さとその理由を解説。検証した様子を写真付きで紹介しているので、ご納得いただけると思います。

設置場所や目的に合わせて、思い通りの暖簾を作りませんか?


推奨しているスリットの長さ


当社では特に指定がなければ、高さの4分の3までスリットを入れています。

のれんスリットの長さ

なぜ4分の3を推奨しているのでしょうか?それは『通りやすい』からです。詳しくご説明します。


不便を感じさせないことが重要


暖簾は人が通る場所に設置することがほとんどです。見た目のインパクトも大切ですが、通りやすいといった機能面も欠かせません。

ここからは実際にスリットの長さが異なるのれんを設置し、実験した様子と共に解説します。のれんを設置した高さは1900mm、のれんの長さは1100mm、男性の身長は175cmです。


スリットの長さ:6分の5


のれんのスリット6分の5
※地面から切れ目の終わりまで約1700mm


スリットの長さ:4分の3


のれんのスリット4分の3
※地面から切れ目の終わりまで約1600mm


スリットの長さ:3分の2


のれんのスリット3分の2
※地面から切れ目の終わりまで約1500mm


スリットの長さが3分の2(地面の高さが約1500mm)の時は、通りにくさを感じたそうです。写真で見ても、結構かがんでそうですね。身長の高いお客様には辛そうです。

日本人男性の平均身長は172cmと、写真の男性と大きく変わりません。これを基準にするのであれば、地面から切れ目の終わりまでが1600〜1750mm程度が通りやすい範囲ということになります。


標準的な日本家屋を想定して計算すると


玄関のドアは1800〜2000mmの高さが多いので、地面から2,000mmの所に暖簾を設置すると仮定。のれんの長さは、標準的な鯨尺3尺(約113p)とします。

スリットの長さを4分の3にすると、縫い合わせている部分は約280mm。地面から大体1,720mm(2,000-280)の高さまで切れ目が入っていることになります。まさに通りやすい高さの範囲内ですね。

スリットの長さ解説図

これらの理由から、当社では4分の3を標準のスリットに設定しています。

もちろん暖簾を付ける位置が低かったり、のれんが長いと、この計算式に当てはまらない可能性があります。その場合は、切れ目の終わりが地面から1,600〜1,750mmにくるよう、スリットの長さを決めましょう。

オーダーのれんドットコムの場合、スリットの長さは自由に調整できますし、金額も変わりませんので、ご安心ください。


目的や場所に合わせてスリットの長さを変える


弊社の標準スリットは4分の3ですが、のれんの使用目的や取り付ける場所によっては長さを変えた方が良い場合もあります。それはどんな場合でしょうか?


移動販売やキッチンカー


鹿屋様のスリットなしのれん

移動販売やキッチンカーでは、丈の短いのれんを取り付けることがあります。この場合はスリットを入れない方も多いです。

そもそも暖簾のスリットは、お客様がくぐりやすいように入れるのですから、通らない所であれば、入れる必要がありません。

写真をご覧いただくと分かりますが、スリットが無い分、文字が読みやすくなります。人が通らない所であれば、スリットなしもお勧めです。


天井が低い場所


天井が低い部屋

子供用の部屋や収納スペースに、間仕切りとして設置することもあるでしょう。それほど高くない位置にのれんを取り付ける場合、標準のスリットだと地面から切れ目の終わりまでが低くなり、人が通りにくくなってしまいます

その際は標準よりも長め(=スリットの長さを6分の5)にすることをお勧めします。


隙間から見えるのを防ぎたい


のれんを作った時に気になる点がひとつ。巾と巾の間に、わずかな隙間ができてしまいます。
スリットの隙間

でも大丈夫です!そんな時には、下記のように、スリットを「重ねる」ことで、解消できます。
のれんスリット重なり拡大1
のれんスリット重なり拡大2

巾と巾を10mmほど重ねることで、隙間から見えるのを防ぎます。お風呂や個室に設置する場合で、僅かな隙間も許せないという時は、この方法をご検討いただければと思います。

あいにくスリットを重ねる際は、別途お見積りになります。『サイズ』『枚数』『生地』を記載の上、お問い合わせいただければ、1営業日以内にメールでお見積りを送付させていただきます。



まとめ


本記事では、のれんを検討中の方が気になる『スリットの最適な長さ』について解説しました。

人が通る場所であれば、地面から切れ目の終わりまでが1,600〜1,750mmになる長さを設定しましょう。人が通らない場所なら、デザインの自由度も増すので、スリット(割れ)なしも良いですね。

これと言った決まりがないからこそ、少しでも参考になれば幸いです。


オーダーのれんドットコムでは、スリットの長さによって、金額は変わりません。その他ご要望の欄に「スリットの長さは●分の●で」と記載いただければ、そのように対応しますので、ご安心くださいませ。

その他要望
ご注文前に金額が知りたいという方は、お見積りフォームがとっても便利です。サイズや生地を選択するだけで問い合わせをしなくても、すぐにお見積りが取れます。ぜひご利用なさってください。
ご注文・お見積りフォーム
https://www.hakuromarkss.jp/product_form/noren/spec

この他にも生地やサイズ等、不明点があればお気軽にご相談くださいね。

ハクロマーク製作所の鶴村がお届けしました。

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管理者:オーダーのれんドットコム店長@福本

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株式会社ハクロマーク製作所に勤務して18年。オーダーのれんドットコムの窓口業務の前は7年間、のぼりやのれん、旗などの製造に携わっていました。その経験や知識を活かし、現場出身ならではのわかりやすい説明と迅速な対応で、お客様が安心してご注文できるようナビゲートいたします。
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