世界広しといえども、のれんを使っているのは日本だけなのだとか。
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日本で「のれん」と言えば、お店の入り口に付ける店舗用ののれんが一般的ですが、それ以外にもお風呂や銭湯に付ける湯のれん、贔屓の方にお贈りする楽屋のれん、結婚式のウェルカムボード代わりに使うのれんまで、晴れの日も日常にも、のれんはいつも私達の身近にあります。
そんな日本独特ののれんには伝統的な和柄がぴったり!
当社のデザインサンプルにも和柄ののれんのデザインサンプルがたくさん掲載されています。
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一口に和柄と言っても、唐草模様や波の柄や梅や桜等の花まで様々です。
その一つ一つに意味がありますから、それを知ることで、のれんに和柄を入れる際の参考になるのではないかと思い至りました。
そこで、のれんによく使われている伝統の和柄について、これから1つずつご紹介するシリーズを書くことにしました。
題して『のれんを彩る和柄シリーズ』です。今回は「青海波」です。
【青海波】の読みかたと意味は?
「せいがいは」と読みます。
「青海波」は、同心円を互い違いに、連続して重ねたような文様のことです。

埴輪にも見られるほど、古くから用いられてきました。
当初は波を図案化したものだという意識はなかったようです。
ですが、よく見れば、幾重にも重なる波に見えますものね。

青海波と名づけられたのは、舞楽「青海波』の装束に用いられたことに由来するといわれます。
舞楽とは、舞を伴う雅楽のことで、『源氏物語』 にも光源氏が舞うシーンが描かれています。
一般に広まったのは、江戸時代。塗師・勘七が巧みに描き、大流行したそうです。
以来、穏やかな波を連想させる青海波は、おめでたい文様とされてきました。
参考文献
『日本の生活に根付く色と文様』山下景子著
青海波は吉祥文様のひとつ
青海波は、「無限に広がる穏やかな波に、未来永劫と平和な暮らしへの願い」が込められている、吉祥文様(きっしょうもんよう)のひとつです。
吉祥文様とは、繁栄や長寿を表し縁起が良いとされる柄で、和柄の中でも特に格式が高く、豪華な図柄と位置づけられています。
日本においては、様々なお祝いの品や着物や帯、工芸品などにあしらわれてきました。
青海波以外にも、
麻の葉(あさのは)
市松(いちまつ)
七宝(しっぽう)
花菱(はなびし)
唐草(からくさ)
亀甲(きっこう)
…
など、30余りの図柄が今でも愛用されています。
吉祥文様の一例

鬼滅の刃で一躍有名になった市松模様をはじめ、泥棒の風呂敷のイメージの唐草模様も吉祥文様なんですね。
私達の身近にすっかり馴染んだ吉祥文様ですが、意味を知って使うと、より縁起の良いものとなりそうですね。
未来永劫平穏を願う「青海波(せいがいは)」。
お店の入り口ののれんにはもちろん、ご結婚記念ののれんや新築祝いでお贈りするのれんにもぴったりの柄と言えますね。
青海波のバリエーション
青海波と一口にいっても、太さや描き方は色々!

「青海波」と呼んでも、線の幅や色、線の本数等が「こうじゃないとだめ」という決まりがある訳ではありません。上のイラストのように点線表現しても、円の幅などを自由に描いて良いのです。
青海波という名前でも青以外の色でお作りすることも多いです。
また、他の伝統柄とのコラボされることもあります。

のれんのバックの柄として透かしに入れたり、上に文字を重ねたりしても雰囲気を損なわないので、地模様として重宝する柄の1つです。
Adobe Illustratorで青海波を描くなら?
私の好きなバカリズムさんの「持つならこう」にちなんで、Adobe Illustratorで「描くならこう」というのをご紹介したいと思います。
とはいえ、山の登り方と同じく、illustratorで描く方法も千差万別。
10人の人が居たら10通りの書き方があることでしょう。
描く方法の例を挙げると…
1)楕円ツールで描いてコピーして作る
2)楕円ツールで描いてブレンドで作る
3)線ツールで描く
4)同心円グリッドツールで描く
etc.
色んな書き方ができます。
今回は2)の楕円ツールで描いたものをブレンドで増やして作る方法をご説明します。
楕円ツールで円を描く
楕円ツールを選択する。

線を青色、塗りを白色で円を描きます。

ブレンドツールで円を重ねる
小さい円をコピーして、ブレンドツールを使い円を重ねます。

横一列に複製する
横に等ピッチでコピーします。シフトキーを押しながらコピーをして整列をしてもOKです。

作った1列を前面へコピーする
1列作ったら前面へコピーをして増やしていきます。この時に45度位の角度で増やすと波っぽくなります。

青海波の完成!
青海波のできあがりです!

作った柄の色や線の太さを変えたり、線の種類を点線にしたりしても個性のある青海波ができますよ。
お試しください。
作った和柄はパターンに入れておくと便利です。
青海波の入ったのれんのデザインサンプル
元々が波なだけに海鮮のイメージのお寿司屋さんや日本料理店など和食屋さんののれんの柄として使われることが多いです。
当社ののれんのデザインサンプルに載せている一例

これらの他にも【青海波】の柄を使ったデザインサンプルは多数ございます。
ぜひこちらのデザインサンプルもご覧ください。
デザインサンプル一覧はこちら
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青海波のれんの製作事例
実際にお作りした「青海波」柄ののれんのお客様をご紹介いたします。

オーダーのれんドットコムを選んだ理由は、前にも作ってもらっていたから。
わからないことや前のデータと照らし合わせて助言していただけたことが心強かったです。
届いた日除けのれんの仕上がりは、発色がきれいてとても気に入ってます。

オーダーのれんドットコムに依頼した理由は、見本の画像が多いのでイメージがしやすく、注文の仕方も分かりやすかったから。
以前作っていただいたものが色褪せてきたので、新調したくてお願いしました。
届いた日除け幕の仕上がりは、思っていた感じ通りに作っていただけて満足です。
まとめ|日本の伝統和柄『青海波』
いかがでしたでしょうか? シリーズ第一回目は、無限に広がる穏やかな波を描いた「青海波(せいがいは)」をご紹介しました。
単なる美しい幾何学模様としてだけでなく、「平穏な暮らしが未来永劫続くように」という切なる願いが込められていることを知ると、いつもの風景にあるのれんが、より一層尊いものに感じられませんか?
- お店の顔として: 絶え間なく寄せる波のように、お客様との縁が長く続くことを願う飲食店様に。
- 大切な方への贈り物として: 結婚や新築など、これからの人生の平穏を願う特別なギフトに。
青海波は、そのシンプルな構造ゆえに、色の組み合わせや線の太さひとつで、伝統的な和の雰囲気から現代的なモダンデザインまで、自由自在に表情を変えてくれます。
意味を知り、想いを込めて選んだ柄は、きっと見る人の心にも届くはずです。 デザインに迷ったときは、ぜひこの「青海波」に込められたメッセージを思い出してみてくださいね。
あなたの想いを形にする「世界に一枚だけののれん」作りを、オーダーのれんドットコムは全力でサポートいたします!


