温泉・銭湯で使う湯のれん ~今と昔~

温泉・銭湯で使う湯のれん ~今と昔~ のれん

オーダーのれんドットコムの店長、福本です。

温泉や銭湯の入り口で、風に揺れる「ゆ」の文字。あの湯のれんを目にした瞬間、まだお湯に浸かっていないのに、不思議と心がほっと解けてワクワクしてきませんか?

実は、のれんをくぐってお風呂を楽しむという文化は、明治時代の浮世絵にも描かれているほど、古くから日本人に愛されてきた光景です。湯のれんには、一目でわかるデザインの工夫や、お風呂屋さんならではの面白い歴史がぎゅっと詰まっています。

今回は、湯のれんに隠された「男湯・女湯の色使いの秘密」や「牛乳石鹸にまつわる意外な豆知識」、そして現代の素敵なオリジナル湯のれんの活用事例まで一挙にご紹介します。読めばきっと、次にお風呂屋さんののれんをくぐるときが、もっと楽しみになりますよ!

昔から変わらない湯上がりの楽しみ

浮世絵に描かれた明治時代の温泉

明治18(1885)年に描かれた横山良八の浮世絵「温泉」を見ると、上部には団扇片手に涼んでいる人や、湯上がりの茶を飲みくつろぐ人が描かれています。 温泉から上がって水分を補給し、涼しくくつろぐ現代の私たちと変わりませんね。昔から温泉や銭湯は、現代の健康ランドやスーパー銭湯のように、湯上がりを贅沢にくつろげる施設として機能していました。

横山良八「温泉」
横山良八「温泉」(東京都立図書館 「TOKYOアーカイブ」より)

地域の社交場として愛された銭湯

横山良八「温泉」
横山良八「温泉」(東京都立図書館 「TOKYOアーカイブ」より)

もう一枚の浮世絵の下部には温泉の入り口が描かれており、そこには「温泉」の文字が入った「のれん」が掛かっています。
営業中のサインや施設のシンボルとして、入り口に大きなのれんが掛かっていたのは今も昔も変わりません。

当時の銭湯や温泉は、ただお風呂を提供するだけでなく、ご近所さんが集う「社交場」としての機能も果たしていました。 大正11(1922)年発行の田山花袋著『温泉周遊 西の巻』に収録された城崎温泉の挿絵を見ても、のれんの前に3人の女性が描かれている先は「女湯」、左側で笠を被った男性が佇んでいる先は「男湯」であることがうかがえ、のれんが男湯と女湯を明確に分ける役割を担っていたことが分かります。

田山花袋 著『温泉周遊 西の巻』
田山花袋 著『温泉周遊 西の巻』(金星堂 大正11年 「国立国会図書館 デジタルコレクション」より) https://dl.ndl.go.jp/

湯のれんに込められた意味と豆知識

のれんのデザインと牛乳石鹸の秘密

温泉や銭湯ののれんを思い返してみると、中央には「ゆ」の文字や「♨(温泉マーク)」が描かれています。さらによく見ると、下の方に「牛乳石鹸」などの商品名が入っているのを見たことがありませんか?

牛乳石鹸のれんのイメージ
イメージです

実は、メーカーが銭湯を応援するために贈った販促用のれんなんです。テレビやスマホがなかった時代、地域の人が毎日集まる銭湯は、今でいう「最高の広告メディア」でした。そこに目をつけた牛乳石鹸がのれんを寄贈したことで、日本全国にお馴染みのブランドとして広がっていきました。今でも昭和レトロな街の銭湯に行くと見られる、歴史あるコラボレーションの形です。

一目でわかる男湯と女湯の色使い

男湯は「紺色」や「青色」、女湯は「えんじ」や「赤色」。湯のれんは、一目見ただけでどちらの風呂か説明がいらない、誰にでも分かる素晴らしいユニバーサルデザインです。

男湯ののれん
女湯ののれん

株式会社新横浜ラーメン博物館さまのお声

温泉や銭湯に行くと、やはり掛かっているのれんの配色やレイアウトに、職業柄ついつい目が行ってしまいます(笑)。

現代の「湯のれん」活用事例

最近では、昔ながらの良さを活かしつつ、オリジナルのロゴマークなどを入れた「湯のれん」や「日除けのれん」をお作りすることが増えています。先日ご注文いただいたお客様からの素敵なお写真をご紹介します。

オリジナルデザインで海外のお客様にもアピール

温泉マークと「ゆ」の文字にロゴマークを組み合わせることで、お洒落な仕上がりになります。紺色ベースなので「男湯」とすぐに分かりますし、「MENS SPA」と記載することで外国からのお客様にも一目で伝わります。日本の誇る「入浴」と「のれん」の文化が海外の方に伝わるのは素敵ですね。

白寿の湯のれん

遠くからでも目立つ「日除けのれん」

こちらは横幅3m・縦2mという非常に大きな日除けのれんです。これだけ大きければ、看板のように遠くからでも「ここに温泉がある」と分かります。「湯」の文字を見ただけで、お風呂好きなら自動的に足がそちらへ向かってしまいますね。

おふろcafeの日除けのれん

介護施設やご家庭でも活躍する湯のれん

デイサービスの浴場用にご注文いただいた事例です。温泉・銭湯施設に限らず、施設内に湯のれんを掛けることで、利用者様に「浴場」と分かりやすいだけでなく、のれんをくぐって入るだけで楽しい気分になりそうです。非日常感の演出が、素晴らしい入浴タイムに繋がりそうですね。

くじらの湯ののれん

\他にもたくさんの事例があります/

男湯ののれん
女湯ののれん
銭湯ののれん
宮ヶ浜の湯のれん

まとめ:オリジナルの湯のれんを作ってみませんか?

弊社には、この他にも温泉や銭湯ののれんの製作事例が多数ございます。活用事例をまとめていますので、ぜひご覧ください。

湯のれんの活用事例はこちら
https://www.order-noren.com/case/scene/scenebetu_noren_ofuro.php

サイトに無いサイズののれんもお作りできますので、のれんのショッピングカートでお値段をご確認ください。 一般のご家庭でも、お風呂場に湯のれんを掛ければ、温泉や銭湯に入っているような気分に浸れますよ。ぜひご検討ください!

以上、オーダーのれんドットコムの店長 福本でした。

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