オーダーのれんドットコムの店長 福本です。
今日はみなさまからよくいただく質問

のれんの巾数ってなに?数に決まったルールはあるの?
にお答えしていきます。
この記事を読めば、以下のことが分かります。
・のれんの巾とはなにか
・ルールはあるのか?
・オススメの巾数や目安
のれんは長く使う「お店の顔」ですから、小さな疑問もスッキリ解消しておきたいですよね。
長年多くの製作に携わってきた経験をもとに、意外と知らない巾数の基本から、失敗しないためのプロの視点まで分かりやすく解説します。納得のいくのれん作りの参考にしてくださいね!
巾数って何?
のれんを作る場合、小さな布を縫い合わせて、1枚ののれんに仕上げます。この小さな布を巾(きん)と呼び、布の数を巾数(きんすう)と言います。
例えば、この写真ののれんの場合、小さな布を3枚繋ぎ合わせて仕立てているので、3巾ののれんです。

のれんの作り方はこちらの動画をご覧下さい。
巾数に決まったルールはある?「奇数」が選ばれる理由
この巾数をいくつにするかに関しては、「絶対にこうしなければならない」という厳格なルールがあるわけではございません。
しかし、古くから日本では「奇数(3、5、7巾など)」が好まれる傾向にあります。
縁起を担ぐなら「奇数」
中国の陰陽五行説において、奇数は「陽(縁起が良い数字)」、偶数は「陰」とされてきました。そのため、お祝い事や商売繁盛を願う場所では、割り切れない数字である奇数が選ばれることが多いのです。
最近の傾向:結婚式でも偶数は使われる?
時折、結婚披露宴の受付などで使う「御祝のれん」において、偶数は「割り切れる=別れ」を連想させるため避けたいとおっしゃる方もいらっしゃいます。 ですが、最近ではそこまで気にされる方は少なくなっています。お写真のように、デザイン上のバランスを優先して2巾で作られることも多々あります。

場所や目的に合わせた「おすすめの巾数」の決め方
「ルールがないなら、どうやって決めればいいの?」と迷われたときは、以下の3つの視点で考えてみてください。
1. 人が通る場所かどうか(くぐりやすさ)
玄関や入り口など、お客様が頻繁にくぐる場所では、1巾の幅が広すぎると布が重くなり、くぐりにくくなってしまいます。 逆に巾数が多すぎると、風でひらひらと捲れやすくなり、中の様子が見えすぎてしまうこともあります。
2. 目隠しとしての役割
厨房と客席の間仕切りなど、中の様子をあまり見せたくない場合は、巾数を少なめ(1巾の幅を広め)に設定することで、布の隙間を減らすことができます。
3. 見た目のバランス
横幅が広い(例えば1,800mm以上)のれんで巾数が少ないと、1枚の布がどっしりと重厚な印象になります。逆に巾数を多くすると、軽やかで繊細な印象になります。
1巾のサイズは「400mm程度」が使いやすさの目安
当サイトの「ご注文・お見積りフォーム」では、全体のサイズをご入力いただくと、横幅に合わせたお勧めの巾数が自動表示されます。
例えば横幅1,800mmと入れると、以下の通り5巾が表示されます。

ここで表示される巾数は、1巾が最大400mm程度になるように設定しております。 1巾があまり大きくなりますと、前述の通り「くぐりにくく」なるからです。
もちろん、この数値はあくまで弊社の基準ですので、お客様のご要望に合わせて自由にカスタマイズ可能です。 「もっと細かく分けたい」「大きく1枚で見せたい」という場合は、フォームの「巾数を指定する」からご希望の数をご記入ください。巾数を変更しても追加料金は発生いたしませんので、ご安心ください。
ご注文・お見積りフォーム
https://www.hakuromarkss.jp/product_form/noren/spec
複雑なデザインでもご安心ください
時折、文字やロゴにスリット(のれんの切れ目)が掛かることを心配されるお客様がいらっしゃいますが、熟練の縫製スタッフが出来るだけズレないようにお作り致します。
下のお写真のように複雑なデザインが何巾にもまたがるようなのれんでも、お作りしておりますので安心してご注文頂ければと思います。



もちろん「4巾になるとロゴマークが切れてしまうので、3巾にして中央の巾に収まるようにしたい」などのご要望があれば、遠慮なくおっしゃって下さいね。
まとめ:理想ののれん作りをお手伝いします
のれんの巾数は、伝統的な縁起を大切にするもよし、実用性を重視するもよし。お客様がそののれんを「どこで、誰に、どう見せたいか」で選ぶのが一番です。
のれんは一生のうちに何度も作るものではないと思います。 「このサイズなら何巾がベスト?」「デザインとの兼ね合いは?」など、少しでも不安なことがあれば、お気軽にお問合せくださいね。



