【知っておきたい】結婚式で花嫁のれんを活かす演出3選

【知っておきたい】結婚式で花嫁のれんを活かす演出3選 のれん

輝かしい門出に両親から娘へ贈る『花嫁のれん

花嫁のれんは、金沢旧加賀藩(石川県と富山県西部)に古くから伝わる嫁入り道具です。その伝統文化は母から娘へ、そしてまたその娘へと、長い間受け継がれてきましたが、時代とともに婚礼様式は変化し、花嫁のれんの活躍の場も減りつつあります。

母親から花嫁のれんを譲り受けたけれど、使い道に困っていませんか?

本記事では伝統的で優美な花嫁のれんの魅力を再発見し、結婚式で活かす3つの演出をご紹介します。

人生に一度の晴れ舞台。花嫁のれんを活用して、思い出に残る結婚式にしませんか。

花嫁のれんとは

『花嫁のれん』とは、金沢旧加賀藩に古くから伝わる嫁入り道具の一つ。実家の紋が染め抜かれ、艶やかで美しいのれんには、嫁ぐ娘へ両親の想いが込められています。

のれんを用いる婚礼儀式(風習)そのものを差す場合もあり、この伝統は幕末から明治時代に始まったとされます。

花嫁のれんは婚礼当日、仏間の入口に掛けられます。「合わせ水の儀式」を行い、両家の挨拶を終えると、花嫁は掛けられたのれんをくぐります(一生を過ごしていく強い覚悟を持ってくぐることから覚悟ののれんと言われることも)。

合わせ水の儀式

その後、ご先祖様に挨拶をし、婚礼儀式が始まるという運びです。

婚礼後は家々で大切に保管され、嫁いだ家に代々受け継がれていきます。正月や慶事の際に花嫁のれんを掛けて、お祝いする家庭も少なくありません。

花嫁のれんの多くは加賀友禅で仕立てられます。実家の紋が染め抜かれたデザインは上品で美しく、儀式に華を添えます

加賀友禅

結婚式で花嫁のれんを活かす演出3選

華やかな花嫁のれんは、特別な一日である結婚式の演出に最適です。オリジナリティのある結婚式を演出できるので、ぜひ参考にしてくださいね。

和装での入場シーンに

披露宴入場のれん

結婚式といえばウエディングドレスのイメージが強いですが、伝統的な和装も日本人として魅力的ですよね。挙式と披露宴前半はウェディングドレスで、後半から色打掛にお色直しをすれば、ゲストをあっと驚かせることができます。

披露宴で和装入場をするなら、花嫁のれんを活用しましょう。新郎が先に会場へ入り、新婦の入場をエスコートします。

花嫁のれんを受け継いできた親御様にとっても、忘れられない入場シーンになるでしょう。

全体の統一感を保つために、王道のウェディングソングではなく、和の入場曲(お琴や太鼓を使った楽曲)を選ぶのがお勧めです。

ウェルカムスペースの装飾

ウエルカムのれん

ゲストを最初にお迎えする『ウェルカムスペース』。ウェルカムスペースには、新郎新婦のこれまでの歩みや前撮りの写真、思い入れのある人形を飾り、待ち時間を楽しんでもらうことが大切です。

花嫁のれんにまつわるエピソードや説明書きを添えておくのも良いでしょう。新郎新婦や家族のことを知れば知るほど、結婚式へのワクワク感が膨らみます。特に親族は待ち時間が長いですが、花嫁のれんをきっかけに、過去の思い出話に花が咲くでしょう。

もちろん写真映えの効果もあります。飾るグッズがあまりない場合も、和の美しさが際立つ花嫁のれんを飾るだけで、華やかな雰囲気になります。

「ただでさえ準備が忙しいので、ウェルカムグッズの用意に時間をかけたくない」という方は、装飾として使用することをお勧めします。

前撮りアイテムとして

前撮り

photo:藤代工房

結婚式当日はバタバタするので、ゆっくり写真撮影ができません。そこで『前撮り』で花嫁のれんを使うという選択肢もあるでしょう。

前撮りでは、事前に撮りたいイメージを固め、カメラマンや担当者に伝えておきましょう。写真が届いてから「思っていたのと違う」を防ぐことができます。

フォトスタジオ等、結婚式場以外で撮影する場合は、花嫁のれんの持込が可能かを事前に確認しておくと安心です。

結婚式はドレスのみで前撮りは和装、もしくは結婚式を行わず記念の写真撮影だけであれば、花嫁のれんを使って撮影してはいかかがでしょうか。

このように魅力的な演出によって、結婚式で花嫁のれんを活かすことができます。担当プランナーとよく相談して、どのような使い方をするか決めましょう。

まとめ:花嫁のれんを活かす演出

この記事では、花嫁のれんの意味や結婚式で活かす演出をご紹介しました。

時代とともに、婚礼行事のあり方や嫁入り道具の活躍の場が変化しつつあります。

しかしその中でも変わらないのは、大事に育ててきた娘を想う両親の愛情です。花嫁のれんに込められた想いを大切にしながら、時代に合ったやり方で活かしていきたいものです。

花嫁のれんを結婚式に活用することは、より親子の絆を深めると共に、ゲストの心にも印象深く刻まれることでしょう。ぜひ花嫁のれんを活かして、素敵な結婚式を作りあげてくださいね。

記事を書いた人

著者プロフィール

株式会社ノバレーゼで、5年間ウェディングプランナーとして活躍した経験を持つ。その後2021年にハクロマーク製作所へ入社。受注窓口として、お客様から要望をヒアリングし、デザイナーに繋ぐ役割を担う。

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