のれんには和柄がよく似合います。
当店がご用意しているデザインサンプルにも、たくさんの和柄が使われています。
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和柄の中でも、伝統的で特に格式が高く豪華な図柄に「吉祥文様」というのがあります。吉祥文様は全部で30種類ほどあります。
その中から特にのれんによく使用されるものをご紹介して、その文様の意味やillustratorでの書き方、その文様を使ったのれんのデザインサンプルまで深堀りする連載をしています。
今回は「麻の葉」です。
【麻の葉】の読みかたと意味は?
「あさのは」と読みます。
「麻の葉」は、六角形の中に、十二個の三角形を放射状に組み合わせた文様です。

古くから使われていたのですが、麻の葉と呼ばれるようになったのは、近世(江戸時代)になってからだといいます。確かに、麻の葉が繁茂している雰囲気がよく出ていますね。
麻は古代から栽培されていました。綿織物が普及するのは江戸時代ですが、それまでは庶民の着物といえば麻でした。邪気やけがれをはらう際にも、麻の葉が使われたそうです。
麻はたいへん丈夫な植物で、茎はまっすぐに伸び、すくすくと育ちます。
これにあやかって、江戸時代には、麻の葉文様の産着や下着などを、子どもに着せる習慣ができました。
その後、歌舞伎で、「八百屋お七」や「お染」の役の衣装に用いられ、大流行したのだそうです。

麻の葉文様は、今でも、着物や帯はもちろん、地模様や障子など、さまざまなところで見かけます。
丈夫に暮らしたい、まっすぐに生きたい、そんな願いは、時代や年代を問いません。
参考文献
『日本の生活に根付く色と文様』山下景子著
麻の葉というと現代の日本では「大麻」を連想して、なんだかいけないこと、いけないものという気がしますが、昔はしめ縄や衣類に使われたり、薬として使われたり、伝統柄になるほど見近にあったものなんですね。
私は個人的にこの「麻の葉柄」で一番に思い浮かんだのは剣道の練習着です。
みなさんは何が思い浮かびましたか?
麻の葉文様のバリエーション
麻の葉と一口にいっても、太さや描き方は色々!

「麻の葉」だからといって緑色でなければならないわけではありません。
赤ちゃんの産着として使う時は男の子は青を着せ、親を越えるくらい立派な人になって欲しいという願いを、女の子には赤を着せ、良い縁談に恵まれるようにと想いを込めたようです。
基本的には正六角形の幾何学模様で表現します。
一般的には直線で書かれていますが、葉の形に似せて曲線で表現するなど様々な種類があります。
また、単調な柄なので他の伝統柄とコラボされることもあります。

上に文字や柄が重なっても雰囲気を損なわないので、地模様として重宝する柄の1つです。
Adobe Illustratorで「麻の葉柄」を描くなら?
私の好きなバカリズムさんの「持つならこう」にちなんだ、AdobeIllustratorで「描くならこう」シリーズも2回目となりました。
麻の葉柄をillustratorで描こうと思ったら、単純な幾何学模様ですが、ちょっと頭を使わないといけませんね。
illustratorバージョン5から始めた独学の私が「描くならこう」をご紹介します。
「こっちの方が書きやすいよ」とか「今のCCにはこんな機能が有って使えるよ」とかご意見ございましたら、ぜひ教えて下さい!
多角形ツールで正六角形を作る
「多角形ツール」を選択

半径「100PX」辺の数「6」と入力すると

正六角形が出来ます

正六角形の中に3本線を描く
出来た正六角形を「回転ツール」で30度回転させます

六角形の頂点から真下に直線ツールで1本線を書きます

引いた線を回転ツールで60度に回転させながら複写させて合計3本の線を引きます

スターツールで星を作成し、合体させる
3本線が出来たら、次はスターツールを選択

第1半径(1)には「100PX」、第2半径(2)には「50PX」点の数(P)は「6」と入力します

出来た星はこれです

すべての図形を選択して整列で左右も上下もセンターに揃えます

線を増やす
3本の線を選択して、回転ツールでコピーして、合計6本の線にします

コピーで作られた線を縮小して短くします。これで1つのパターンが出来上がります

そのまま等間隔で複製して完成
これを横に等間隔で、下にもコピーをして増やします

麻の葉柄の出来上がり!

説明が長くなってしまいました。
「六角形」と「スター」と「線」が描ければ簡単に描ける和柄なので、ぜひオリジナルの麻の葉柄を作ってみて下さいね。
線の太さや色を変えたり、線を点線にしても面白いですよ。
あと、バックの色をグラデーションにしてもオリジナル感が出ますね。
作った和柄はパターンに入れておくと便利です。
麻の葉の入ったのれんのデザインサンプル
「厄除け」や「無病息災」等の意味がある麻の葉の文様。
のれんの柄に入れる場合でも業種やシーンにとらわれることなく使われています。
結婚式で使われてそのあと新居で使われるのれんに…
飲食店の入り口ののれんに…
癒しの空間のエステなどにも!
当社ののれんのデザインサンプルに載せている一例

デザインサンプルを使った麻の葉のれんの製作事例
実際にお作りした「麻の葉」柄のれんのお客様の事例です。

麻の葉柄ののれん、和のテイストで良い感じですよね!
こんな風にデザインサンプルを基に内容を変えてあなただけのオリジナルののれんが作れますよ!
この他にも【麻の葉】の柄を使ったデザインサンプルは多数ございます。
ぜひこちらのデザインサンプルもご覧ください。
デザインサンプル一覧へ
https://www.order-noren.com/sample/search/?category=noren
まとめ
今回は、のれんのデザインとして大変重宝される「麻の葉文様」について深掘りしました。大切なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 文様の意味・由来:麻がすくすくと真っ直ぐ丈夫に育つことから「無病息災」や「子供の健やかな成長」の願い、さらには「厄除け・魔除け」の意味が込められています。
- デザインの汎用性:直線だけでなく曲線的な表現もあり、地模様としても文字や他の柄を邪魔しないため、非常に使い勝手の良い万能な和柄です。
- Illustratorでの作り方:多角形ツール(六角形)とスターツール、直線ツールの組み合わせで、パターンの自作も簡単です。
昔ながらの伝統柄でありながら、現代のインテリアにもスタイリッシュに映える麻の葉文様。大切な空間の入り口を飾るのれんに、ぜひこの縁起の良いデザインを取り入れてみませんか?
オリジナルのれんの製作なら、いつでもオーダーのれんドットコムにお任せください!皆様からのこだわりが詰まったデザインのご相談を、心よりお待ちしております。


