のれんによく使われる七宝柄の由来やルール

のれんによく使われる柄第五回七宝柄 のれんのデザイン

オーダーのれんドットコムの嶋田です。

のれんのデザインには、和柄がよく使われます。今回ご紹介する七宝柄もその一つですが『七宝』と言われても、どのような柄でどんな意味があるか、ピンと来ませんよね。

七宝柄はこのような柄を指します。

七宝柄

なぜ円で出来ている図形なのに『七宝柄』と呼ぶのでしょうか?

一度は見たことのある柄ですが、その意味が説明できる方は意外と少ないと思います。

本記事では、朝顔の花やパタリロの口にも見える七宝柄の由来、決まりやバリエーションについて、深堀りしていきます。

七宝(しっぽう)柄の意味とその由来

七宝柄の意味

七宝柄

七宝柄は日本の伝統文様、有職文様の一つ知られています。円形を4分の1ずつ交差させ、網状に連ねた文様の総称で、工芸品や服飾に用いられますが、刺し子の図案として用いられるのが最も一般的です。

円が無限に連鎖する文様のため、「世界中の財宝」と「無限の子孫繁栄」を表す吉祥紋として、家紋や屏風の裏紙にも使用されています。

『円満』『調和』など人間関係の豊かさを願う意味があり、結婚や引っ越しなどのお祝い事でよく用いられる模様です。

七宝柄の由来

円がずっと続いて作られているこの和柄は、お祝いの場といった特別な場所で使われてきました。

同じように、貴重な縁起物として扱われていたものに七宝があります。七宝は仏教用語で、文字通り七種の宝【金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、瑪瑙(めのう)】を表します。

七種の宝

縁起が良いという点で繋がり、円が続いている柄=七宝柄と呼ばれ始めたのだとか。

他には、円が四方八方に広がることから『しほうはっぽう⇒しっぽう』と呼ばれるようになったという説もあり、本当のルーツは明らかになっていません。

七宝柄のルーツ

七宝柄に決まりはある?

七宝柄は円が繋がって出来ている図形だということは分かりましたね。では、その繋げ方に決まり(ルール)はあるのでしょうか?

答えは、、、、

特になし!です。

円であれば、真円でも楕円でもOK。重なったところに色を付けても良いですし、線に色を付けることもあります。

円を繋いで七宝柄を作る場合、円を4分の1ずつ重ねる必要が出てきますね。この時の位置を決める計算はこれです。

七宝柄のルール

√が出てきましたね?!文系の私にはちょっとちんぷんかんぷんパルプンテでございます。

上の半径40mmの円なら右上の円の中心までの距離を計算する時は

40×√2ですので、
40×1.41421356237… = 56.5685… 約56.5mmとなります。

illustratorで七宝柄を書く方法については、後ほど詳しく紹介しますね。

七宝柄のバリエーション

七宝柄と言っても、そのバリエーションは豊富で、1色でもこのように表現できます。

七宝柄のバリエーション

特に決まりがない七宝柄ですから、様々な円や色を駆使して自由に描くことができそうですね。円と円の重なりの中に柄を入れたり、重なったところの色を変えたりと可能性は無限大です。

七宝柄のバリエーション

イラレで「七宝柄」を描くなら

私の大好きなバカリズムさんの「持つならこう!」にちなんだ「描くならこう」のシリーズも5回目となりました。皆さん楽しんで頂いていますか?

七宝文様は円の連なりですから、円を1つ書いて複数コピーすれば出来ます。illustratorで描く方法は色々ありますが、O型の嶋田が「描くならこう」をご紹介しますね。

※ざっくりタイプの書き方なのできっちり計算して描きたいA型の方には向いていません。

Illustratorで七宝柄を作る方法

楕円形ツールで円を作る

「楕円形ツール」を選択し、幅と高さに「80mm」と入れる

「楕円形ツール」を選択
幅と高さに「80mm」と入れる

※サイズは任意ですが真円の方が作りやすいです

円が1つ完成しました

円が1つ完成しました

ではその円を横に複写していきましょう!

描けた円を複写する

描けた円を選択した状態で、メニューバーの「オブジェクト/変形/移動」をクリック

描けた円を選択した状態で、メニューバーの「オブジェクト/変形/移動」をクリック

水平方向の距離を直径と同じ「80mm」と入力して「コピー」をクリック

水平方向の距離を直径と同じ「80mm」と入力して「コピー」をクリック

メニューバーの「オブジェクト/変形/変形の繰り返し」を選択

メニューバーの「オブジェクト/変形/変形の繰り返し」を選択

円が1列に繋がってかけました。

メニューバーの「オブジェクト/変形/変形の繰り返し」を選択

複写した円を交差させながらさらに複写する

すべてを選択した状態でALTキーを押しながら、斜め45度下方向にドラック

この時「交差」という文字が出た時に手を離しましょう。ちょうど1/2のところに複写出来ます。

メニューバーの「オブジェクト/変形/変形の繰り返し」を選択

出来た円を全て選択して

出来た円を全て選択して

Windowsなら「shiftキー」+「altキー」を押したまま下に移動すると、垂直にコピーが出来ます。

Windowsなら「shiftキー」+「altキー」を押したまま下に移動すると、垂直にコピーが出来ます。

この時も「交差」という文字を目安にするとちょうど円の交わるところにコピーできます

七宝柄の完成

先ほどの工程を繰り返すと、七宝柄の出来上がりです

10を繰り返すと、七宝柄の出来上がりです

できた七宝柄をスウォッチにいれる

スウォッチに入れるために正方形を上に描きましょう

スウォッチに入れるために正方形を上に描きましょう

この時には1つの円を中心の円が5個均等に入るようにするのがコツです

すべてを選んだ状態でオブジェクト/クリッピングマスク/作成

すべてを選んだ状態でオブジェクト/クリッピングマスク/作成

選んだ状態で、オブジェクト/パターン/作成

スウォッチに入れるために正方形を上に描きましょう

OKをクリック

OK をクリック

タイルの種類は「グリッド」設定したら「完了」をクリック

タイルの種類は「グリッド」設定したら「完了」をクリック

スウォッチに「七宝柄」ができました

タイルの種類は「グリッド」設定したら「完了」をクリック

おまけ

七宝柄を作った後に、スウォッチに入れずに、パスファインダーの「交差」を選ぶと

パスファインダーの「交差」を選ぶ

塗や線を自由に変えられてオリジナルの七宝柄が作れますよ!

塗や線を自由に変えられてオリジナルの七宝柄が作れます

★おまけのように、円をたくさん書いた後にパスファインダーで「交差」にすると、オブジェクトの色が自由に変えられます。線を太めの黒にして、塗でカラフルな色を付けるとステンドグラス風の七宝柄も作れます。
あなただけのオリジナル七宝柄をぜひ作ってみて下さいね。

七宝柄の入ったのれんのデザインサンプル

七宝柄は『平和』や『円満』を意味しますから、のれんの柄にぴったりですよね。

身近な例では、以下のようなシーンで使えそうです。

・新居の引っ越し祝いに
・飲食店の開店祝いのプレゼントに
・結婚式のウェルカムのれんとして
・ご両親へ贈るプレゼントに
・ご贔屓のアーティストの楽屋のれんにetc

もちろんこの他の使い方でも構いません。お店の暖簾や日除け幕にポイントとして七宝柄を入れてみてはいかがでしょうか。

「七宝をのれんに取り入れたいけれど、どのようなデザインにすれば良いか分からない」という方も、ご安心ください!

オーダーのれんドットコムでは1,000種類以上のデザインサンプル(※)をご用意しています!

※デザインサンプルとは?
当サイトが用意しているデザインのひな型。お好みのデザインサンプルを基に、文字や書体、配色、レイアウトまで自由に変更できます。

せっかくなので、七宝を使ったサンプルの一部をご紹介しますね。

七宝柄ののれんのデザインサンプル

他にも【七宝柄】を使ったデザインサンプルを用意しているので、ぜひご覧ください。

デザインサンプル
https://www.order-noren.com/sample/search/?category=noren

まとめ|のれんの和柄『七宝柄』編

いかがでしたか?今までのれんのデザインに七宝柄を飾りとして適当に使っていた私ですが、これからのれんの柄に入れる時「永遠に平和でありますように」という願いを込めながらデザインが出来そうです。

自分のお店やお友達へのプレゼント、ご自宅用に、縁起の良い七宝柄を入れて幸せを運ぶのれんを作りませんか?

オリジナルでのれんを作る時はぜひ、オーダーのれんドットコムにお任せくださいね。

デザインに関するお問い合わせや、この記事に関する質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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