教えて!Q&A

防炎加工とは何でしょうか?しなければいけないですか?

防炎加工はあまり馴染みのない言葉ですから、そもそもどんな加工なの?する必要はあるの?という質問は多いです。このQ&Aでは防炎加工の意味や効果に加えて、メンテナンス方法、費用についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

 

防炎加工とは
簡単に説明すると、防炎加工は【燃えやすいものを、燃えにくくする】ことです。

「全く燃えないわけじゃないなら、やる意味あるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。防炎加工を施していない生地の場合、火災が行った際に一瞬で燃え広がってしまいますが、防炎加工がされていると、炎の広がる速度を遅くすることができます。

火災は一分一秒が命取り。防炎製品によって燃え広がるスピードを抑えられれば、助かる命が増えます。このことから、防炎加工の重要性がお分かりいただけると思います。

 

防炎加工が義務付けられている場所も
不特定多数の人が出入りするような場所、例えばスーパーや百貨店の中であったり、展示場や旅館、ホテル、飲食店、病院など、「消防法八条の三」で定められた場所でのれんをお使いになるようでしたら、防炎加工が必要になります。万が一火災が起きた際の被害を最小限に抑えるためですね。

防炎防火対象物(防炎物品を使用しなければならないところ)はこちら
http://www.jfra.or.jp/member/pdf/buppin_pamphlet_etc.pdf


ただ実際には、例えば郊外のロードサイドで個人で営んでいらっしゃるような飲食店の場合、管轄の消防署によっては、防炎が必要でなかったりする場合もあります。

サイズによっても防炎の要不要が変わることもあります。このサイズ以上なら防炎が必要、それ以下なら不要ということです。そしてそのサイズの基準自体も地域によって様々ですので、実務的には管轄の消防署予防課にお問合せを頂くのが一番です。

ただ、大きなショッピングセンターなどでは、安全管理上、独自の判断基準で防炎加工品を使うよう義務付けているところが多いです。法律上は問題がなくても、施設管理者が防炎加工品の使用を求めていないかも合わせてご確認いただくと、より安心です。

防炎加工したのれんには証明シールが付いていますので、施設管理者への説明にも困りません。
 

防炎加工の効果と持続性
実際、どのくらいの効果があるのかを説明するために、燃焼実験の動画を用意しています。ぜひご覧ください。

確かに、燃え広がらないのがお分かりいただけると思います。

しかし、防炎加工はいつまでも持続するわけではありません。弊社の防炎加工の性能は2年間が限界で、その間徐々に効果が落ちていきます。洗濯やクリーニングに出すと防炎効果はなくなってしまいますし、雨に濡れることでも、徐々に効果が落ちていきます。

 

あとから防炎加工をすることも
防炎効果がなくなってきたら、もう一度加工することも可能です。最初はしていなかったけど、防炎加工が必要になったという場合も、お受けいたしますので、ご安心ください。ただし、他社で作ったのれんは防炎加工できません。

当社で扱っている生地は8種類(エステル葛城/帆布/バンテンほか)あります。すべてポリエステル素材で、防炎加工が可能です。納期については、専門業者に依頼をしているため、こちらに届いてから6営業日程度かかります。ご容赦ください。

 

費用が知りたい方は
防炎加工を施したのれんを作りたい方は、ご注文・お見積りフォームをご利用ください。防炎加工を選択すると、いくらになるかが自動で分かるので、とっても便利です。

【ご注文・お見積りフォーム】
https://www.hakuromarkss.jp/product_form/noren/spec

後から加工だけしてほしいという方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。サイズによって防炎加工の価格が変わります。いつ作ったのれんかをお知らせいただければ、サイズや生地をお調べし、お見積りさせていただきます。

【お問い合わせ】
https://www.order-noren.com/inquiry_form/

 

このQ&Aでは、のれんの防炎加工に悩んでいる方に向けて、その意味や効果、持続性を解説しました。あとから防炎加工をすることができるので「やっておけば良かった」と後悔することはありません。防炎加工をするかどうかの判断に、少しでも参考になれば幸いです。

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