教えて!Q&A

両面のれん、例えば表面に男湯、裏面に女湯を入れたのれんは出来ますか?

はい、のれんの裏表面に別柄を染める『両面のれん』、製作出来ますのでご安心下さい。

ただし、男湯と女湯ののれんをそれぞれ作り、普通に2枚重ねて縫い合わせただけの両面のれんでは、表の柄が裏側に透けてしまい、ミスプリントのように見えてしまいます(写真参照)。特にデザインが白色ベースですと、このように裏面の柄が表によく見えてしまいます。
両面のれん
そこでこのように透けないようにするために、タペストリー等に両面印刷をする場合に使用する「遮光スエード」という生地を使って両面のれんを作る方法があります。遮光スエードは生地の中間層に光を通さない黒い遮光材が挟み込まれている為裏写りしないのです。この方法なら両面印刷ののれんが作れるのですが、一つ大きな問題があります。

遮光スエードは生地が固いので、手で触ったり肌に当たったりするのれんの生地としては、あまり適さないのです。要するにゴワゴワして肌触りがよくありません。
遮光スエード
そこで当店ではこの遮光スエードを使う方法ではなく、通常ののれんの生地で表面と裏面、つまり男湯用と女湯用の2枚を印刷し、それらの間に遮光の役目を果たす黒い布を挟み込んで縫製して、1枚の両面のれんに仕上げる方法をお勧めしています。

3枚重ねになっていますので、確かに通常ののれんよりは少し重たくはなりますが、遮光スエードで両面のれんをお作りするより、この方法の方が柔らかい、のれんらしい質感に仕上がります。

両面のれん

このように1枚で表裏別柄の両面のれんになっているのが分かります。
両面のれん
ただし、定番ののれんの生地に印刷し3枚構造にして縫い合わせると言っても、どの生地でも良い訳ではありません。例えば「麻風スラブ」は生地の目が粗いので、遮光材を挟み込むと見えてしまい不細工ですので、お勧めできません。

麻風スラブに関しましては、こちらの動画をご覧下さい。


もし麻系の生地で両面のれんをご希望の場合は、目の細かい「麻風生平」でしたら製作可能です。

麻風スラブにしても麻風生平にしても、実際の生地をご覧になりたい場合は、お送り出来る無料の生地見本帳をご用意していますので、ぜひ請求ください。
https://www.order-noren.com/form/genbutsu.html

3枚構造になっていても、お洗濯も通常ののれんと同じように注意点を守って頂ければ可能ですのでご安心下さい。撥水加工や防炎加工も可能です

表面に男湯、裏面に女湯を入れるなど、両面ののれんをお作りになりたい場合は、お手数ですがサイトでは金額が出ておりませんので、別途お見積りとなります。生地・サイズ・上部の加工が共チチ加工か袋縫い加工か等をご連絡頂ければ、速やかにお見積り致しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
https://www.order-noren.com/form/inquiry.html

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